1970年代の結婚事情

総理府(当時)の「国民生活に関する世論調査」で、「物質的にある程度豊かになったので、これからは心の豊かさやゆとりのある生活をすることに重きをおきたい」とする人々の割合(40.9%)が「まだまだ物質的な面で生活を豊かにすることに重きをおきたい」とする人々の割合(40.3%)を初めて上回ったのが1979年5月調査でした。結婚に目を転じると、1970年代には、お見合い結婚と恋愛結婚の比率が逆転しており、「心の豊かさやゆとりのある生活」を求める価値観が表れてきたものとみてとれます。

さて、では婚姻の件数はどう推移しているのでしょうか。

婚姻件数は、第1次ベビーブーム世代が25歳前後の年齢を迎えた1970年から1974年にかけて年間100万組を超え、婚姻率(人口千人当たりの婚姻件数)もおおむね10.0以上でした。その後は、婚姻件数、婚姻率ともに低下傾向となり、1978年以降2010年までは、婚姻数はおおよそ年間70万組台で増減を繰り返しながら推移し、2011年以降、年間60万組台で推移しており、2017年は、60万6,866組と、その時点で過去最低となりました。婚姻率も4.9と、1970年代前半と比べると半分程度の水準となっています。

「心の豊かさやゆとりのある生活」と、結婚・出産・子育てを実現することは相反するベクトルではないはずですが、婚姻、出生ともに減少が続いています。

参考

https://www8.cao.go.jp/shoushi/shoushika/data/shusshou.html

http://www.ipss.go.jp/ps-doukou/j/doukou15/doukou15_gaiyo.asp

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